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ブレストセンター

 画像検査 

乳腺疾患の画像検査では、まずマンモグラフィ、エコーをあわせて受けることが重要です。その結果に応じて次のステップの検査及び治療を決定していきます。

マンモグラフィー画像

エコー画像

 

 マンモグラフィー 

最高の診断のための最良の機材  ~断層撮影を可能にするトモシンセシス~

 

当院では、マンモグラフィー撮影システムに、トモシンセシス撮影機能をもつ、デジタル式乳房X線診断装置「Selenia Dimensions」を採用しています。いままでの乳房を二次元撮影するマンモグラフィーから大きく進化したトモシンセシスは、乳房の三次元断層撮影を可能とします。これによりデータ量は飛躍的に増加し、いままでの方法では見落としていた腫瘤や構築の乱れを的確に診断することが可能です。

 

今までの2D画像では乳腺の重なりなのか、病変によるものなのかの判断が難しいケースが多くありますが、トモシンセシスで角度を変えて観察することによって、不明瞭だった部分が明らかになり、診断精度の向上が得られます。

微小な病変の診断を可能とする8メガピクセルの高解像ディスプレイ

 

私たちは撮影機材・撮影方法・描出するディスプレイ、そして診断を行う医師の能力、これらひとつでも欠ければ、病変の見落としにつながると考えています。

 

外来診察室には、世界最高峰である8メガピクセルの描出を可能とするEIZOのマルチモダリティモニターRadiForce RX850-ARを設置しています。どんなに熟練した名医であっても、映像として映し出されない病変は診断ができません。安心して患者様が診察を受けられるよう、もっとも良いと考えられる環境を整え、診断に臨んでいます。

マンモグラフィーは乳房専用のX線撮影による検査方法で、石灰化などの病変を発見するのに非常に有効な検査です。触診では発見できない微小なしこりや早期がんの組織の変化も発見することができます。

 

X線被爆量も1回につき0.05~0.15ミリシーベルトと微量で、日常生活において受ける放射線(年間2.4ミリシーベルト)と比較しても特に多いわけではありません。ただし、妊娠の可能性のある方、妊娠中の方は胎児への影響を考慮し、検査前にお申し出ください。

石灰化とは?

 

がん細胞の増殖が進んで、乳管の内腔に密集してくると、中心部分は壊死します。このように壊死したがん細胞にカルシウムが沈着することを石灰化といいます。石灰化のなかには、良性の乳腺症や線維腺腫に伴うものも数多く存在し、必ずしも石灰化の存在=乳がんではありません。

カテゴリー分類とは?

マンモグラフィーの結果は、画像所見により5つのカテゴリーに分類されます。腫瘍や石灰化がその形態と分布から良性と判断されると、カテゴリー1および2と診断されます。この場合は精密検査の必要はありません。

 

カテゴリー3は、良性の可能性が高いと考えられますが、マンモグラフィーのみで確定診断をすることが困難なため、精密検査を行うことが必要です。

 

カテゴリー4および5は乳がんである可能性が飛躍的に高まります。迅速で詳細な精密検査を行う必要があります。

 

 乳房超音波検査 

最新の機材による正確で安全な診断を

 

画像検査は技術革新がとても早く、また精度の向上が著しい分野です。私たちは患者様の安心のため、常に最新の機材による正確で安全な診断を心がけています。

 

例えば、MRIでは鮮明に写る病変でも、超音波ではわかりにくいことがあります。Volume Navigation 機能を持つ最新のLOGIQ E9を使用することにより、超音波画像とMRI画像を同期させることで、いままでは不可能だった乳がんの正確な広がりや、組織診断の補助に用いることが可能です。この技術はまだ日本では数えるほどの施設でしか行うことができず、私たちはこの最新の診断法の先駆者です。

超音波検査は、仰向けに横たわっていただいた患者さんの乳房にゼリーを塗り、プローブというセンサーをあててモニターに乳房内部の画像を映す方法で、痛みもなく放射線被爆の心配もありません。

 

超音波で写し出された腫瘍の形、周囲の形態(周辺)などが不規則かどうかで、乳がんである可能性を詳細に検討します。

 

また腫瘍の内部構造を確認することも可能で、充実性(中身がつまっている)の腫瘍なのか、のう胞(乳管の一部が拡張して内容液が溜まったもの)であるかを区別できるという長所があります。