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San Antonio Breast Cancer Symposium 2019

 2019年12月10日~14日に米国テキサス州サンアントニオで開催されたSan Antonio Breast Cancer Symposium(SABCS)2019が開催されました。

 今回は、菊池雅之先生が「人口知能(AI)を用いた乳房超音波検査支援システムの開発」について発表し、“2019 SABCS Travel Grant Award”を受賞しました。同賞は、日本乳癌学会より本会議において特に優れた演題に対して3名に贈られる名誉ある賞です。SABCSは、約90ヵ国から8000人以上が参加する国際会議であり、世界中の乳癌の基礎研究者や臨床医に乳癌の生物学、病因、予防、治療に関する最先端の科学的情報を提供しています。米国臨床腫瘍学会(ASCO)に比べ、トランスレーショナルリサーチや基礎研究の割合が高く、今後の乳癌研究の進歩や方向性が示される大変重要な国際会議です。

 近年乳癌患者の増加に伴い、乳房超音波検査の重要性が増しており、IT企業との共同研究により、AIによる乳房超音波検査の画像診断支援システムを開発し。この最新のシステムにより、乳房超音波検査で高精度で良悪性の判断をAIが行うことで、乳癌検診の診断精度向上に大きく寄与すると考えられ、今後さらなる開発が期待されています。

引き続き、多くの患者様に役に立てるよう、研究を続けて参ります。

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